テイクオフ基本編
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テイク・オフ Part 1


  さあいよいよ波の切り立つ上でのテイク・オフです。上手くテイクオフ出来るようになるま
  でかなり時間は掛かります。波のサイズや形は一つ一つ違います。どんな波が来ても上
  手く乗れるように練習しましょう^^)/

  それでは沖までゲティング・アウトして波待ちをしましょう。入る波のサイズはヒザ程度が
  一番いいかもしれません。


   ウネリを見る

  先ずは「ウネリ」を観察する事に集中します。とにかく沖の方を見ていて下さい。沖の方
  から一定の間隔で波打ちが押し寄せていると思います。これが「ウネリ」です。

     波のウネリ
      一応、ウネリです^^。シャンプーハットの拡大図ではありませんよ〜。

  沖の方から丸みを帯びたウネリが、岸へ近づくにつれとんがった波になってきます。とん
  がった波はさらに角度を増し、波の上側から崩れてきます。おおざっぱに言うと、このと
  んがった波でテイクオフをします。

  よく見ていると、大きなウネリでもいきなり小さくなったり、小さなウネリでもいきなり波が
  盛り上がってきたりします。中には盛り上がったかと思えば直ぐに崩れたり、崩れる〜と
  思ってもなかなか崩れない波もあります。

  こんな色々な波が来る中で、波乗りに適したウネリを見つけテイクオフしなければいけま
  せん。海底の地形や波の大きさ、風やウネリの状態など、様々な要素によって波は色々
  変化しますので、どんなウネリがいい波になるっていうのは教える事が非常に困難です。

  最初のうちは「コレいいんじゃない?」って思う波でテイクオフを試みたり、他のサーファ
  ーのテイクオフを見たり、色々と波を観察して波を選択する勉強をして下さい^^。


   Let’s テイクオフ

  スープライディングが体に染み付いていれば、スタンドアップのタイミングはなんとなく分
  かるかもしれません。しかし波が崩れた後のスープと違い、波が切り立った上でのテイク
  オフになりますので、より高度なバランスと的確かつ瞬時のスタンドアップが要求されま
  す。色々波とのタイミングを調整しながら、テイクオフの感覚を物にして下さい^^)/


     波待ち
    波待ちです。良さそうなウネリを見つけて下さい。
                         
     テイクオフ1
    「こ・これや!」と思うウネリを発見したら、方向転換をして腹ばいになり、波と
    のタイミングを計りながらゆっくりとパドリングを始めて下さい。必要であれば、
    波のピークになりそうな部分へ移動します。
                         
     テイクオフ2
    少しずつウネリが近づいてきます。波がブレイクしそうな位置を予想しながら
    パドリングを調整します。早くブレイクしそうであればパドリングを止めたり、
    波が思ったよりもなかなか斜面になりそうもない場合はスピードを上げたりし
    てパドリングを調整します。後方はよく確認しましょう。
                         
     テイクオフ3
    足元へ波のウネリが迫ってまいりました。波のスピードを考えながら、大きな
    ストロークでパドリングを始めて、加速体勢に入って下さい(いきなり手を早
    めても加速できませんよ)。周りの状況をよく見て、他のサーファーの位置や
    動きを確認するのを忘れずに。
                         
     テイクオフ5
    ウネリが盛り上がり、波が斜面を形成してきました。波に引き込まれるような
    感じになります。ウネリの先端でボードのテールが持ち上げられそうになった
    ら、フルパワーでパドルを始めて下さい。
                         
     テイクオフ6
    ウネリにボードが持ち上げられています。しっかりと背中をエビ反り(上体を
    反る)にして、テールで波の斜面を押さえるようにパドリングを続けます。フル
    パドルでスピードが付いてきて、MAXスピードになる頃です。波を引き離すく
    らいの勢いでパドリングを続けましょう。この時にはすでに、テイクオフ後の
    進行方向を決めておかなければいけません。
                         
     テイクオフ7
    さらにボードが持ち上げられます。足が頭の高さ位まで上がったタイミング
    でパドリングが急に軽くなります。滑り出しの前兆です!まだ波に乗ってい
    ません。波に乗ったような錯覚をしやすいタイミングの時です。あともう2〜3
    カキ
して下さい。滑り出した瞬間にボードに手を付き、スタンドアップ体勢に
    入ります。滑り出した一瞬がテイクオフの勝負です。
                         
     テイクオフ!
    スタンドアップ完了と同時にボードが加速しますので、重心を低く保ち、ライ
    ディング方向に目線を向けておきましょう。


  テイクオフが成功するかしないかは、8割ぐらいがタイミングです。波のタイミング、パドリ
  ングのタイミング・スピード、一瞬のスタンドアップのタイミングなどが上手く合う事により
  キレイなテイクオフが出来ます。

  上級者を見ていると、波が近づく手前のほんの少しの時間でパドリングを始め、ほんの
  5〜6カキ程度のパドリングでテイクオフして行きます。これは波のタイミングを十分理解
  しているからです。もちろん無駄のない効率的なパワフルなパドリングと、一瞬にして立
  ち上がるスタンドアップがあってのテイクオフです。

  それと、波が切り立てば立つほどテイクオフは難しくなります。しかしいくら波とのタイミン
  グが合っていたとしても、パドリングのスピードが遅いと波が切り立つ前にテイクオフする
  のは困難になり、どうしても切り立った状態でのテイクオフをせざるをえなくなります。テイ
  クオフやテイクオフ後のライディングにも余裕を持てるように、ここぞ!という時の、電光
  石火のようなパドリングを目指し、日頃から筋トレを取り入れるなどしてグレードアップ出
  来るように頑張って下さい^^)/
    参考・・・サーファーの体作りの為のコンテンツ ⇒ 「筋トレでパワーアップ


  ここで説明したテイクオフの方法は、基本的なほんの一例です。波の状況に合わせた色
  々なテイクオフがありますので、基本テクニック編も是非見て下さいね〜^^)/
    参考・・・波の状況に合わせた色々なテイクオフ ⇒ 基本テクニック 「テイク・オフ Part 2


  なかなかテイクオフが上手く行かない方の為に、私のテイクオフの失敗ケースをもとに編
  集した、「難関3ステップの集中講座・テイクオフ編」なんかもあったりしますよ^^。
    参考・・・テイクオフが思うように出来ない時は ⇒ 難関ステップ・集中講座 「テイク・オフ



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               サーフィン・テクニック(波に乗ろう(初級編))
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