パドリング
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パドリング


  人間が歩いたり走ったりするのと同じで、サーフィンではパドリングで海の上を移動した
  り加速したりします。海の上にいると半分の時間、もしくは大半がパドリングをする事に
  なりますので、疲れないパドリングの為にも自然なフォームを未に付けましょう。

  先ずはボードの上に腹ばいになるのですが、腹ばいになった状態で背中を反り、おなか
  でバランスを取る
ようにします。始めのうちはバランスが取り難く疲れる姿勢かもしれま
  せんが、効率の良いパドリングをする為には絶対に必要な姿勢です。

  背中を反る(胸を反る)のにはきちんとした理由があります。

  パドリングで使う筋肉は腕と肩だけの筋肉ではありません。背中の筋肉を使う事により
  パドリングの持久力や瞬発力を発揮する事が出来ます。胸をボードに付けたままだと肩
  の筋肉ばかり使い、力が入り難いうえに疲労がスゲ早です。そこで背中をエビ反りにして
  胸を反る体勢をとれば、上半身全体の筋肉を使ってパドリングが出来ますので、持久力
  や瞬発力を生み出せるわけです。自宅で背筋を鍛えたり、おなかでバランスが取れるよ
  うに頑張って下さい^^)/。

  サーフィンを終えた後に、背中の両腕の付け根辺りの筋肉が疲労しているようであれば、
  効率の良いパドリングが出来ている証拠ですよ。

     パドリングはお腹でバランス

  やはり乗る位置というものがあります。前すぎるとボードの先っちょが沈みますし、後す
  ぎると先っちょが浮きすぎます。おなかでバランスを取り、ボードの先っちょが水面より
  少し出ているくらい(水面から10〜15cmくらい)をキープしましょう。


  それではお待ちかねの、パドリング説明会を行いたいと思います。

     パドリング1
    先ずは、肩を入れるような感じで腕をおもいっきり伸ばし、水中へ入れます。
    手の指は完全にくっつけず、少しひらき気味がいいです。
               
     パドリング2
    軽くヒジを曲げ、手首を水面に対してやや垂直気味に曲げて、自分のおなか
    へ引き付けるような感じで漕ぎます。逆の手は水面からあまり浮かさないよ
    うに水面から出してやります。
               
     パドリング3
    ヒジを曲げ、おなかを目標に少しボードの内側へ持ってくるような感じで引き
    つけます。手首は水面に対してほぼ垂直です。腕はあまり深く入れすぎずに、
    ヒジが水面にくるぐらいをキープします。
               
     パドリング4
    ヒジを中心に回転させるような感じで、おなかの辺りの水を後へかき出すよう
    に漕いでやります。手首も水面に対して垂直を意識する。逆の腕も水面から
    あまり浮かさないように前へ持っていきましょう。
               
     パドリング5
    水面からすぐ腕を抜かないで、出来るだけ後方まで、ねばるように大きく漕ぎ
    ます。私の場合は、水面から腕を抜く直前に、手首を水面に向けてクイッてや
    ります。あまり意味ないかもしれませんけど・・・。

  パドリングの軌道を上から見ると、逆ハの字を書くように腕を引き込み、ハの字を書くよ
  うに押し出す感じになります。

       パドリングの手の軌道
    パドリングの軌道はこんな感じ。山奥の原住民の盾でもありませんし、
     ドラ○エの新しいモンスターでもありません。


  パドリングは、必要以上に力を入れて早くしても進みません。パドリング開始時には気持
  ち腕を深く入れ、腕全体で漕ぐような感じで漕ぎ、スピードがついてきたらテンポ良く力を
  入れすぎないように漕ぎましょう。私はよく頭の中で音頭をとったりします^^。歌は歌いま
  せんけど・・・。



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