HOME > 波を予想する 波を予想する最近は便利なもので、携帯の有料コンテンツから全国各地の波情報を取得できるいい 時代になりました^^。中にはライブ映像もあったり、波の予想情報もあります。 じゃあ携帯見ればいいじゃん・・・てな事言わないで〜。波はなぜ発生して、何処から来 るの?って思いません? でかい船が通るからや!- -)o ←(本気でそう思ってた頃ありました・・・)。 たぶん役に立ちますので、取り合えずこのページを見ていって下さいね〜^^)/ あまりにもマニアックな内容にしてしまうと、天気予報のコンテンツかと思われますので、 風と波の基本だけにしておきます・・・。 風の基本 まず風が吹かない事には波は絶対立ちません。風が吹くと海上がザワザワってなります よね?風が吹き続ける事によってザワザワってのが沢山出来ます。その沢山できたザ ワザワが合体してどんどん大きくなり、やがて大きなウネリになって海岸へやってきます。 風は地球上の気温差によって発生します。暖かい空気は上に昇り、冷たい空気は下に 降りてきます。カップラーメンの湯気は熱いから上へ、冷凍庫を開けた時の冷気は冷た いから下へ流れるのと同じです。これが地球規模の中で起こる事により、上昇気流は低 気圧に、下降気流は高気圧へと変化します。1万人が密集してカップラーメンを食べると 低気圧になるんでしょうかね〜。ちなみに台風は熱帯地方で発生した低気圧の強力バ ージョンです。 波を予想するには、主に天気図の低気圧と高気圧による風で予想するようになります。 低気圧は中心へ向け風が吹き、高気圧は外側へ向けて風が吹きます。 天気は西から東へと移動しますので、低気圧が近づくにつれて、低気圧の下側では南 東→南西の風が強くなり、低気圧が通過すれば南西→北西へと風が変化します。また、 物が上から下へ落下するように、風の流れも高気圧から低気圧へ向けて移動します。 これだけでも分かれば、明日の天気予報図からどっちに向けて風が吹くだろう・・・と予 想くらいは出来るようになります。ただし、その状況の気圧配置や気温・地形などの様々 な要因により風向きが変化したり、各気圧の勢力によっても風の強さや吹く時間が変化 して、思ったより風が吹かずに波が立たなかった・・・て事もありますので。 そこで重要になってくるのが天気図でいう等圧線と気圧の進行方向です。等圧線という のは気圧の同じ所を線で結んだものですので、並ぶ等圧線の間隔が狭ければ狭いほど 気圧の変化が急になり風も強くなります。 気圧の進行方向でも気圧の勢力を予想する事が出来ます。低気圧なら北寄りに、高気 圧なら南寄りに進むパターンだと勢力が強まる傾向にあり、気圧周辺や気圧の縁では 風が強く吹きやすくなりますよ。 天気予報の外れる確率は20%と言われています。携帯や天気予報のコンテンツと一緒 に天気図を見たりして、いつも行っているサーフポイントでの波予想をする習慣ができれ ば、ひょっとすれば携帯コンテンツの予想外れの大穴に当たる時もありますよ^^。 風やウネリが強まる気圧配置 太平洋は夏場、日本海は冬場というように、決まった気圧配置により風が強まり、波が 立ちやすいシーズンがあります。あまり風が強まりすぎるとグチャグチャや大シケの波 になってしまい、サーフィンどころではなくなる場合もありますが・・・。 まず代表的な気圧は台風です。太平洋側で北緯20度を越えたあたりからウネリが届く ようになります。土用波とかいうやつです。土曜の波ではありません。しかしいきなりサイ ズアップする事もありますので、十分な注意が必要ですよ。日本海側なら、日本の北側 を通り北海道沖へ抜けた後が勝負です。夏場の貴重な波ですね^^。 夏場の太平洋に波をもたらすのは台風だけではなく、強く張り出した高気圧から吹き出 す風によってサイズのある波が届きます。 日本海の季節は冬。西高東低の気圧配置が強い風を生みます。日本の西側に高気圧、 東に低気圧なので西高東低。天気予報を聞いているとよく耳にします。ただし発達した 低気圧は台風並、もしくはそれ以上の勢いがありますので、大シケになる事も多いです。 ちなみに、ハワイでのビッグウェーブは、この時期に発達した北海道沖の低気圧からの ウネリとも言われています。 タイド(潮の満ち引き) 海の水位が変化する潮の満ち引きは誰もが知っていると思います。サーフィンにも潮の 満ち引きは重要なポイントになり、もし満ち引きが無くなると潮干狩りが出来なくなっちゃ いますから、波の無い日の楽しみがなくなってしまいます。え?やらないって? 同じサーフポイントでも、満ち潮の時には波が立ち難く、引き潮の時には波が立つって 事もしばしばですので、満潮時間にいいウネリが入っているけどイマイチ波が立たない って時は、干潮の時間を見計らって再度チェックしてみましょう。 また、引き潮から満ち潮になる時間帯を狙う方法もあります。引き潮から満ち潮の時に は大量の海水が押し寄せる動きがあり、ヒザ波でイマイチだったのが、いきなり腰サイ ズまでサイズアップしたー!という事もあります。特に干潮と満潮の潮差が大きい「大潮」 の場合になると、大きなサイズアップの期待も出来ます(日本海側では潮差が小さいの で、あまり期待しない方がいいです・・・)。 ウネリと風の方向 あるポイントではベタベタ(波が無い)でも、違うポイントへ行くと波が立っているという事 があります。これは風やウネリの方向の違いによるものです。ウネリや風向きを考えて、 ポイント選びのコツをつかみましょうー。 ウネリが強くなると、半島などの突起した地形を回り込むようにウネリが入る事もありま す。ウネリや風の正面では波がグチャグチャでも、回り込んだ湾や風をかわすポイント では形の良い波が割れている事がありますよ。 自分自身で言うのもなんなんですが、けっこうタメになるページだと思いません?今日は 休みなのに風も波もありませんでしたー。 電撃サーフィンHOMEへ サーフィンの基本・予備知識(サーフィン基礎知識) |
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