HOME > 海と波の知識海と波の知識流れ(カレント)どんなに平穏な海でも必ず潮の流れがあります。海岸に向けジャンジャン波が押し寄せてくるわけですから、押し寄せた分だけ戻る流れが必要です。この流れの事を「カレント」 と言います。 このカレントは、波が大きくなればなるほど強烈になり、流れるスピードも半端じゃなくな ります。どれぐらい強烈かと言いますと、ハムスターはヒマワリの種が大好物ですよね? もぐもぐ食べる姿がカワイらしいです。 私が小さい頃、学校のハムスターによくヒマワリの種をあげていました。ある時、好奇心 でハムスターがヒマワリの種をもぐもぐしている所へ種を差し出してみました。あ、食べま した。もっとあげてみましょう。おぉー食べる食べる。スゴイ勢いで口の中にほおばってい きます。気が付くとハムスターが2倍に膨張しています。 さらにもっとあげると、やがてほっぺたの許容範囲を超えたのでしょうか、雪崩のごとくヒ マワリの種を吐き出しました。子供心にかなり強烈なシーンでした。 と、これぐらい強烈です。 このカレントには色々あり、大きく分けて2種類あります。海岸を横に流れる「並岸流」と、 沖合いに向かう「離岸流」(リップカレント)です。並岸流の延長上に離岸流があり、どち らの流れにも気を付けなければいけませんが、特に注意したいのが「離岸流」(リップカ レント)です。 カレントの見分け方カレントが発生する場所は、流れの性質上海底が深くなっている部分やテトラポットや防波堤に添って流れています。テトラポットや防波堤付近は流れも複雑ですので、ケガを する可能性もあり、不用意に近づかない方がいいです。 少々見分けが難しいのが、海底の深くなっている箇所に発生するカレントです。特に砂 浜の場合だと海を見渡しても波ばかりで分かりません。それでもよーく見ていると、波が 立ち難い箇所があり、波が崩れ難い箇所があるはずです。その部分がカレントになって いる場合が多いです。 それでも分からない場合は、いつまでたっても海に入れませんので、上手い人のゲティ ングアウトに付いて行った方がよいと思います。 カレントに注意しないといけないのはゲティングアウトの時だけではありません。波待ちを している時に知らずに流れに乗っている場合があります。風が強い時には風にも流され ます。良い波を見つけようと沖の方を見るのに気合が入るのは分かりますが、たまには 自分の居場所のチェックくらいしておきましょう。 但し、自分の居場所をチェックするのに周りの人でチェックするのはやめましょう。みんな 一緒に仲良く流されているって事もありますので・・・。岸にある建築物と電柱や防波堤な ど手前と奥にある物で、正面と横での位置チェックが出来れば大丈夫です。いい波が来 るポイントをキープする為にも、居場所チェックは必須テクですよー。 もし意図せずにリップカレントに乗ってしまい、沖に流されている場合は、絶対に岸に向 かってパドリングしないで下さい!スキー場でリフトを使わずに、スノーボードを持って ゲレンデを登る様なものです。カレントの流れになっている幅は以外と狭く、海岸とは並 行に横へ逃げるだけでカレントから脱出できます。 と言う事は、カレントは使い方によっては簡単にゲティングアウトする事が出来ます。カレ ントに乗って沖合いのポイント付近まで行き、カレントの流れから横へ逃げると体力の消 耗も最小限にゲティングアウトできちゃうんですよねーコレが。 さっきから聞きよったら、「カレントに乗るな」言うたり、「乗れ」言うたり・・・どっちかハッキ リせえ!ってな感じですが、臨機応変って事で・・・。 波のサイズ波の高さを表現するのに「ヒザ」「コシ」という表現をします。これは波が切り立った時の、波の底辺から頂上部分までを人間の体に例えた表現で、「スネ」→「ヒザ」→「モモ」→ 「腰」→「腹」→「胸」→「肩」→「頭」→「頭オーバー」というように、順々に波が高いという わけです。さすがに「ケツ」とか「ワキ」とかは言わないと思います。ちなみに私の周りで は、波が全然無い事を「カカト」「クルブシ」とか言ったりしますが・・・。 セット波待ちをしていると、一定の周期で通常の平均的な波の高さよりひときわ大きな波が2〜3発押し寄せて来る事がありますが、この波の事を「セット」と呼びます。 サーファーは、この「セット」と言う言葉が大好きです!!!平均的な波を「前菜」だとす ると、セットは「メインディッシュ」です。私も「セット」が大好きです。もちろんマックはセット で頼みます。波待ちをしていると、突然集団で沖に向かってパドリングを始めると、だい たい「セット」が押し寄せて来ていますので、付いて行ってみましょう。 しかし、頭オーバーサイズくらいのコンディションで入水していると、「オバケセット」と呼 ばれる、とんでもないセットが襲来する事がありますが、これは嫌いです。 電撃サーフィンHOMEへ サーフィンの基本・予備知識(サーフィン基礎知識) |
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