HOME > ドルフィン・スルー 難関ステップ・集中講座 ドルフィンスルー初心者にとって難関中の難関。ドルフィン・スルーのケース別による改善方法。 私の経験からの改善方法なので、完全な改善方法ではない場合もあります^^。が、参 考になる項目もあると思いますので、ドルフィン・スルーがど〜しても上手く出来ない時 は、是非とも参考にして頂ければ何かキッカケがつかめるかもしれませんよ^^)/ ここに無い疑問は「波乗りおサルの掲示板」にてお願いします。もし質問の多い項目が あれば、このページへ随時追加していきますね〜^^。 (ケースと症状) ・スープに引っこ抜かれる。 ・深く潜れない。 ・他のサーファーより時間が掛かる。 ・テールの沈みが悪い。 ・どうも岸へ戻される。 ・浮上が急浮上になってしまう。 ・ノーズが不安定で沈め難い。 ・テール荷重にしたら後へコケる。 ・ボード上にヒザとつま先を引きつけられない。 スープに引っこ抜かれる 迫り来るスープをドルフィンで抜けようとしたら、スープに引っこ抜かれるように急浮上し てしまい、スープに引っ張られるように戻される症状です。 いや〜これには私も大変でした^^。スープはかなり複雑な動きをする上に、パワーもか なりありますので、スープにモミクチャにされて引っ張り出され、おまけに弾き飛ばされた ボードを探す・・・なんかよくある事でした。 やはり原因の一つは水中への潜りが浅いのが一つです。 (潜りの浅い症状は「深く潜れない」の項目を参考にして下さい^^)/) スープの下へ潜り込んだ時、水中でのボードは水面と並行を保っていますか? ノーズが浮きすぎたりテールが浮きすぎている場合には、スープに持って行かれやすい です。特にノーズの浮きすぎによる症状の場合は、テールの蹴り込みが強すぎるのが原 因です。テールを蹴り込んだ瞬間ノーズが上がりすぎ、急浮上気味にスープに持って行 かれる事がけっこうあります。 また、テールを蹴り込んだ時に両腕が曲がりすぎていてもノーズが上を向いてしまいま す。少しでも深く潜ろうとして、腕を曲げてボードに体を引っ付けようとする気持ちは分か りますが、これではボードにしっかりとした体重が掛かりません。腕をしっかりと伸ばしテ ールを蹴り込めば、ノーズの上がりすぎが防げます。 潜りが少々浅くても、ボードが水面と並行になっていればスープに引っこ抜かれる事も少 なくなるはずですよ^^。 TOPへ戻る↑ 深く潜れない 先ず、練習方法が間違っている事がよくあります。 いきなりスープで練習をしようとするのは難しいです。先ずは波が崩れる手前のウネリで 練習する事をオススメします。ウネリの部分だと体重移動もやりやすく、わりとすんなり 潜れるようになるので、各タイミングのコツをつかむのにはもってこいです。ウネリでドル フィンのコツをつかんでスープに挑戦していきましょう。 潜る瞬間に目を開けていますか? 私は以前から水中で目を開けるのか苦手でした^^。ドルフィンの練習中にふと目を閉じ る事に疑問を持ち、思い切って目を開けてみる事にしました。これが不思議な物で、しっ かりと目を開けて潜って行く方向をしっかりと見るようになってから、より深く潜れるように なりました。やはり海底へ意識が集中して、体も付いて来るのだと思います。心当たりが ある方は、思い気って目を開けてみましょう(◎v◎)/ ドルフィン開始前にはしっかりと加速していますか? パドリングのスピードが付いていると、推進力?が働き、深く潜りやすくなります。波との タイミングを計るようにゆっくりとパドリングするのではなく、早め早めから波とのタイミン グを取り、パドリングでスピードを付けてドルフィンをしてみて下さい。 パドリング中には足が開いていませんか? パドリングの時、左右に足が開いていると水の抵抗を受けやすくなりパドリングスピード が遅くなります。初めの頃はどうしてもボードのバランスが取り難く、足が開いた状態のパ ドリングになってしまいます。加速を付けたドルフィン開始の為だけでなく、スムーズなパ ドリングの為にも、足を閉じるようにバランスを取る意識をして下さい。 ギリギリまで波を見ていませんか? 特にスープの場合は波とのタイミングが気になって、潜る寸前まで波を見ている事がた まにあります。これでは潜る時に後寄りの重心になってしまい深く潜る事は出来ません。 しかもしつこく波をみていると顔にスープが当たり首が痛いばかりでなく、沈んでいたノー ズまで浮き上がってきてしまいます。テールを沈めてさらに潜る時には頭を下げ、潜り込 む方向へ視線を持っていくようにしましょう。無意識に顔が上がっている事もありますの で、どうも波が顔に当たる・・・という方は十分注意して下さいね。 水中へ意識していますか? 潜る瞬間に「深く潜る!」と意識して、気持ちに勢いを付けボードのさらに奥へ意識を集 中してみて下さい。意識のある方へと体は動きますよ^^。 TOPへ戻る↑ 他のサーファーより時間が掛かる 上手い人のドルフィンを見ていると、スッとノーズを沈めたかと思うとチャプンッてな感じ で素早く潜っていますよね?これは体重移動と波のタイミングが十分理解出来ていて、 無意識にドルフィンの動作ができ、潜る意識だけだからってのもありますが、コレはあま り気にしなくてもいいです^^。 初心者用のボードはひと回り大きく、浮力も多く働きます。浮力が大きければ沈めるのに も時間が掛かって当然です。正反対に、上級者用のボードは長さも短く厚さも薄くなって いますので、浮力が小さく潜水にも時間は掛かりません。 沈む時間は遅くても潜水する事には変わりはありませんので、早め早めからのタイミン グで行っていれば問題はありませんよ^^。 じゃあもっと早く沈めたいから薄いボードにしよう!って考えはダメですよ。上級者用の 薄いボードはコントロールも難しく、浮力が小さいのでパドリングスピードも遅くなります。 いきなり難しい安定しないボードで初めてしまうと、波乗りがなかなか上達しません。それ よりも今の浮力のあるボードで練習を積み重ねていれば、早く上手くなって、ボードを新 調した時には、もっとスムーズなドルフィンが出来るようになっていますよ^^)/ TOPへ戻る↑ テールの沈みが悪い ノーズは沈むけどテールの沈みがイマイチ悪い・・・。そんな症状です。 体重移動はメリハリを付けていますか? 重心になるのはやはり腰です。ノーズを沈める時も腰から上半身でノーズを押さえ込む ような形になります。ノーズを沈めてテール寄りに重心を移す時にもしっかりと腰から体 重を掛けるように意識して下さい。テールにおケツを突き出しているつもりでも波が気に なり腰が引けている場合がよくあります。ノーズを沈める時に前かがみになっていても、 テールへ体重移動する時に一旦顔を上げるのもメリハリが付きやすいですよ。 早く潜ろうとしていませんか? 波が来てしまったから早く潜ろうとしていませんか?しっかりとテールに荷重が掛かって いないまま潜ろうとすればテールが浮いてきます。ノーズを沈めるタイミングをもう少し早 くして、テール寄りの荷重でワンテンポ止めるような動作にしてみて下さい。 ボードに足を掛ける時、前に寄りすぎていませんか? ノーズを沈めている時、勢いよく沈めようと前のめりになりすぎて、ボードに引っ掛けた足 が前すぎる場合があります。ボードの中央寄りだとテール荷重が掛け難くなります。足を 引き寄せた時、足のつま先をデッキパッチのキック(盛り上がっている部分)へ引っ掛け るようにするとテール荷重がやりやすくなりますよ。 ノーズを沈めすぎていませんか? これまたノーズを沈めすぎるとテール荷重が難しくなります。ノーズ荷重で腕を伸ばしき る前にテールへ重心を移してやって下さい。ノーズを沈めきってしまうとボードの動きが 止まってしまいますので、テールの沈みも悪くなってしまいます。最初はこのタイミングが 難しいのですが、色々とタイミングを変えるとコツがつかみやすくなります。感じとしてはノ ーズが沈みきる手前でテールに重心を移す感じです。 TOPへ戻る↑ どうも岸へ戻される 深く潜っているつもりでも、やはり岸へ戻されてしまう症状です。 先ず、少しくらい戻されるのはあまり気にしなくていいです。波が大きくなれば、誰でも少し くらいは波に引きずられます。波のパワーはスゴイですからね^^。 浮上する時にノーズが上がりすぎていませんか? ノーズが上がりすぎていると早く浮上してしまいます。浮上したとたんスープに引っ掛けら れるような感じで戻される時があります。波の下をクリアして、並行に保ってるボードを押 さえるつもりで少しずつ腕を曲げながら引き寄せて下さい。こうすれば波のより奥側から 浮上する事が出来ますので、引きずられる事も最小限に抑えられます。 潜水中に頭を下げていますか? 「深く潜れない」症状の一つでもあります。頭を上げていると、水中に潜り込んで来たスー プに顔が当たる事がよくあります。ボードが不安定になり早く浮上してしまう原因でもあり ますので、潜水中は頭を下げて下さいね。 TOPへ戻る↑ 浮上が急浮上になってしまう ロケット発射のようにノーズが持ち上がる症状です。 ほとんどの場合、スープに引っこ抜かれるように急浮上してしまうケースが多いです。 こちらの「スープに引っこ抜かれる」を参考にしてみて下さい。 TOPへ戻る↑ ノーズが不安定で沈み難い 浮かんでいるボードを沈めるわけですから、反発する力が働き、ボードが不安定になる のも当然です。しかしノーズが沈まない事にはドルフィンのステップに入れませんから・・・。 レールを持つ手は左右対称ですか? 右と左のレールの持つ位置がずれているとボードが不安定になります。波の方ばかり気 にしていると手の位置まで意識が行かない事があります。手の付く位置を何度も確認し ながら、無意識にでも同じ箇所のレールをつかめるように練習してみて下さい。 ストリンガー上に重心を意識していますか? ボードの左右の中心はストリンガーです。このストリンガー上へ体重を掛けるように意識 して下さい。左右に掛かる体重がバラバラだとボードも不安定になりますよ^^。 しっかりと前荷重が出来ていますか? 手の付く位置が悪い場合もあります。テイク・オフとは違いますので、自分の肩より少し 前のレールを持つようにして下さい。それでも荷重が掛かり難い場合には、持つ位置を 多少調節してやるか、腰を少し浮かした前のめりでやってみて下さい。 足が開いていないですか? 足が開いている状態でドルフィンスルーに入ろうとすれば、しっかりとした前荷重が掛け られません。日頃のパドリングから足を閉じる意識でバランスを取るようにしましょう。 TOPへ戻る↑ テール荷重にしたら後へコケる ドルフィン・スルーを始めた頃によくやるパターンです。ウイリーするようにボードの先っち ょが浮き上がり、あせってボードにしがみ付き、さらに後へコケる症状です。コケた後は 波にもまれて大変ですが^^。 つかむレールの位置は前すぎませんか? ノーズがなかなか沈まないからといって、あまりにも前側のレールを持つのもダメですよ。 おケツに体重移動した時に、「どっこらしょ」と言わんばかりに、ノーズを引っ張り出すよう な感じになってしまいますよ^^。 ノーズがしっかりと沈んでいますか? ノーズが十分に沈む前に波が迫ってきて、あせって後へ重心を移すとノーズが浮かんで きて、一気に後へコケてしまいます。波とのタイミングを良く見て、早め早めの動作でしっ かりとノーズを沈めて下さいね^^)/ TOPへ戻る↑ ボード上にヒザとつま先を引きつけられない おそらくほとんどの場合が足が開いた状態になっているはずです。初心者の方ほどボー ドのバランス取りが不安定なので、足が開いた状態でのパドリングになりやすいはずで す。足が開いたパドリングからドルフィン・スルーに入ろうとすれば足も開いたままにな り、上手くボードの上へ足が引き寄せられません。 日頃のパドリングから足を閉じたバランスを意識して、おなかでボードのバランスを取る ように心掛けましょう。足を閉じれば水の抵抗も減り、スムーズなパドリングも出来るよう になりますので、自然とスピードも上がり、バランスが取りやすくなるはずです^^)/ 腰中心の荷重移動をしていますか? 前荷重の時にも腰を前へ持っていくような体重移動を意識して下さい。腰が前へ出ると 足もスムーズに付いて来ますよ^^。 電撃サーフィンHOMEへ TOPへ戻る↑ 難関ステップ・集中講座(ドルフィン・スルー) |
|||
Copyright(c)2005 電撃サーフィン All Rights Reserved. | |||