ボトムターン
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ボトム・ターン


  波の斜面を一気に駆け下り、おもいっきり体を倒したターン。ボトム・ターンです。

  「ボトム」をイメージすると、なんだかずっしりと重たいヘビー級のターンのように感じます。
  ずっしり来ます!足とヒザと腰、ボードにずっしりと来ます^^。ずっしりターンを豪快かつ
  スピーディーに決めるには、強い下半身も必要になってきます。日頃から下半身の強化
  トレーニングを行って、ずっしりターンに吹っ飛ばされないように鍛えておきましょう^^)/

  あ、言っときますけど「ずっしりターン」だから「ボトムターン」じゃないですよ。波のボトム
  でターンをするから「ボトムターン」です←(じゃあ、ずっしりターンとか言うなって?)。

  ボトム・ターンは豪快な見せ場だけでなく、リップアクションなどの、次の技を決める為の
  加速をする重要なターンにもなってきますので、しっかりと練習しましょう。


   前後の体重移動

  ボトムターンの前に、ターンの時の前後の体重移動を説明しておきます。

  平面の上でターンをするならば左右の体重移動だけで十分です。しかし波は平面ではな
  く立体になっています。左右へ曲がるだけではなく、波を上下に移動する必要もあり、ボ
  ードが水面から出たり沈んだりという力も働きます。

  ただレールに体重を掛けただけだと、大きなラインのカーブになるだけです。カッコいい
  アクションをする為には、自分の行きたい箇所や波とのタイミングが必要になってきます。
  タイミングよく波に合わせるためには、カーブからの立ち上がりの為の、「キッカケ」が必
  要になります。

  そこで重要になってくるのが前後への体重移動です。

  大きなカーブの途中で、波のトップへ上がる為に急激にクイックにターンをするには、一
  瞬だけテール寄りに体重を掛ける必要があります。テールが深く沈む事により、テールを
  軸としてターンするというわけです。しかも沈めたテールにかかる浮力を利用する事によ
  り加速も得られるわけです。


   ボトム・ターン(フロントサイド)

     ボトムターン、波のトップから
    先ずは波を勢いよくボトム目指して滑り降りましょう。スピードを付ける為に、
    全体の重心は後側のまま、やや前寄りの荷重を増やし加速します。
                         
     ボトムターン、ターンの手前
    さらに腰を落とし、波側のレールへしっかりと体重を乗せ、体を波側へ思い
    切って倒していきます。猫背にならないように注意。顔は行きたい波の方
    向をしっかりと見ましょう。
                         
     ボトムターンのタメ
    足腰からボードへずっしりと体重が掛かっています。行きたい波のトップを
    見つめ、狙いを定めています。タメを作る段階です。
                         
     ボトムターンの体重移動
    狙いが定まったら、今まで縮めていたヒザを伸ばすと同時に後足に体重を
    掛けます。この時、後ろ側の手を背中側へはらうように腰を回し体重を掛
    けます。顔と目線は進行方向を向いたままで、前側の手は進行方向を先
    導する感じになります。するとテールを中心にターンをし始めます。
                         
     ボトムターン、ボトムからトップへ
    ボードがトップへ向かい出したら体重を掛けていたレールを抜く感じで、や
    や前寄りの荷重で波のトップへ向かいましょう。


   ボトム・ターン(バックサイド)

     バックサイドのボトムターン、トップから降りる
    先ずは波を勢いよくボトム目指して滑り降りましょう。スピードを付ける為に、
    全体の重心は後側のまま、やや前寄りの荷重を増やし加速します。
                         
     ボトムターン、体ごと波をしっかり見る
    さらに腰を落とし、背中側のレールへしっかりと体重を乗せ、体を波側へ思
    い切って倒していきます。顔と肩は行きたい波の方向をしっかり向きましょう。
    後側の手は、バランスを取るようにします。
                         
     バックサイドのボトムターン、タメ
    足腰からボードへずっしりと体重が掛かっています。さらに腰を波側へひね
    り肩をしっかりと入れていきます。前側の手はおケツの後へ持っていく感じ
    です。行きたい波のトップを見つめ、狙いを定めています。しっかりとタメ
    作ります。
                         
     バックサイドのボトムターン、体重移動
    狙いが定まったら、今まで縮めていたヒザを伸ばすと同時に後足に体重を
    掛けます。この時、後ろ側の手を進行方向を先導するように前へ肩ごとま
    わし、前側の手をおケツから後方へ、円を描くように肩を回し体重を掛けま
    す。顔と目線は進行方向を向いたままです。テールを中心にターンをし始
    めます。
                         
     バックサイドのボトムターン、トップへ
    ボードがトップへ向かい出したら体重を掛けていたレールを抜く感じで、や
    や前寄りの荷重で波のトップへ向かいます。おケツから後方へ回した前側
    の手は、そのまま肩と一緒に前方まで回してきます。後ろ側の手は腰と一
    緒に後方へ戻します。


  豪快でスピーディーなボトム・ターンを決めるには、体をいっぱいに倒した部分での「タメ」
  が必要になってきます。タメてタメて・・・ボードが一気に飛び出しそうって所でドカーンとタ
  ーンをする感じです。

  最初は、手やら重心やら・・・なんかごちゃごちゃしてて分からないと思いますので、簡単
  なイメージでの練習方法を説明しておきます。

  縮んで伸びる!

  こんな感じです^^。「簡単なイメージて・・・極端すぎるわ!」ってな感じですけど、ホントこ
  んな感じです^^。スピード付けて波を降りてきて、ボトムまで降りたら縮む(しゃがむ)!
  そして伸びる(足を伸ばす)!そういうイメージで練習すれば、細かい部分は後からつ
  いてきますよ^^)/。



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